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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生25巻11号

1961年11月発行

文献概要

特集 社会医学

農村地域における総合保健計画(その2)—兵庫県氷上郡における新しいこころみ

著者: 五木田和次郎1

所属機関: 1大阪大学医学部公衆衛生

ページ範囲:P.612 - P.614

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 結核管理の一元化と結核医療費全額保障を骨子とする兵庫県氷上郡氷上町の新しい保健医療計画の構想,および発足以来2年半の足跡については,本誌第24巻11号,25巻5号で紹介したが,本号では,結核管理,さらに,広く町民の健康管理についての本年度の計画を紹介したい。
 まず,氷上町結核管理の現状を簡単に説明すれば,一般住民集団検診実施率は昭和32年当時70%程度であつたが,対策実施後は年々ほとんど100%に近い成績をあげており,それによつて発見された患者数は,昭和35年度からはすでに減少の傾向をみせている。しかも,全体として病型の軽症化の傾向がうかがえる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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