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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生25巻2号

1961年02月発行

文献概要

綜説

愛知県における公衆衛生修学生の夏期実習について

著者: 高島常二12 神谷昭典3

所属機関: 1厚生省公衆衛生局結核予防課 2前:愛知県衛生部保健予防課 3愛知県豊橋保健所

ページ範囲:P.61 - P.66

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 将来保健所に働らこうという医学生のために,公衆衛生修学資金貸与法ができたのは昭和32年でありますが,それ以来愛知県にも延13名の修学生が生まれました。そうしてその中7名はすでに保健所医師として活動しています。周知のように保健所医師の充足--とりわけ第一線で働らく若い医師の充足にはひじような困難があることからみて,公衆衛生修学生出身医師の比重は今後ますます大きくなつてゆくだろうと考えられます。事実,現在全国には200名余を数える修学生があるのです。
 私たちはこれらの修学生諸君が実際の保健所活動に参加するまでに,ひろくは公衆衛生運動のさきゆき--とりわけその中での保健所の位置,又現在の保健所のあからさまな実状について,理論的にも経験的にもあるていどの知見を深めておいてもらいたい,保健所についての過大評価も過小評価もともに持たないでほしいと思つています。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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