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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生25巻2号

1961年02月発行

文献概要

原著

数種のbephenium類縁イオンのイヌ鉤虫及びブタ蛔虫に対するin vitroの作用活性について

著者: 森下薫1 伏見純一2 李玉葉2 近藤力王至2

所属機関: 1大阪大学 2大阪大学微生物病研究所寄生虫原虫学部

ページ範囲:P.106 - P.113

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まえがき
 4級ammonium ionの一種である,いわゆるbephenium ion(N-benzyl, N, N-dimethyl, N-2-phenoxyethyl ammonium ion)の塩類が,動物の腸内蠕虫に対して,強い作用を持ち,ヒトの強力な駆虫薬になりうるものであることが,英国のWellcome財団の各研究所のスタッフたちにより報告され(Copp F, C., Standen O. D., et al.(1958)),ついで,このbepheniumの2-hydroxynaphthoic acid(3)塩の製剤がAlcoparという名で,ヒトの鉤虫駆虫剤として,Burroughs Wellcome社より発売されるに到つたことは,近来,よく知られているところである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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