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綜説
日本における衛生行政研究小史(その1)
著者: 橋本正己1
所属機関: 1国立公衆衛生院 衛生行政学部
ページ範囲:P.385 - P.393
文献購入ページに移動わが国の公衆衛生の領域における研究は,周知のように第2次大戦における敗戦を契機として,主として他律的な条件が大きかつたとはいいながら,政治,行政,経済,教育等に抜本的改革が進められ,その一環としての公衆衛生行政と公衆衛生に関する教育制度の大きな変革によつて,その気運が著しく促進され,とくに近年においては衛生行政そのものを研究の対象としこれに接近する努力が徐々にではあるが力強く育つてきていることは否定できない。
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