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綜説
―公衆衛生最近1年間の進歩―母子衛生
著者: 船川幡夫1
所属機関: 1国立公衆衛生院
ページ範囲:P.394 - P.396
文献購入ページに移動1年間というと長いようであり,又短い。この間にどのような進歩があつたかということは仲々こたえにくいものである。一体,進歩であるか否かということは,余程長い目でみるとか,極めて慎重に考えた上でないと軽々しい評価はできない。気がつかなかつたことが,後年になつて,はじめて進歩であつたのかと改めて見直されることさえあろう。こういう意味で,進歩であるか否かは別として,この1年間に母子衛生活動の上で,どのようなことが話題に上り,どのような変化がおこつたかということのいくつかを,筆者のせまい見聞のノートからひろい出してみた。
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