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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生26巻10号

1962年10月発行

文献概要

特集 職業病 疫学における職業の意義 I.各種疾患の疫学における職業の意義

腸管系伝染病

著者: 小張一峰1

所属機関: 1駒込病院

ページ範囲:P.543 - P.544

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 疾病と職業という命題を疫学的背景において考察する時,癌,循環器疾患などのように,職業が原因的なものとしてとり上げられる,すなわち職業がまずあって,次に疾病が問題になってくる。ところが,病原細菌の経口感染による急性腸管系の伝染病の場合は,むしろ疾病があって,次にその職業が問題になってくる。いわば,因果関係の相反するものが1つのシンポジウムの中にとり上げられている証であるから,他の演題と共通の論旨を欠く点をご了承願いたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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