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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生26巻10号

1962年10月発行

文献概要

文献

訪問保健士(男子)の出現

著者: 芦沢

所属機関:

ページ範囲:P.550 - P.550

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 1919年英国ではじめてHealth visitor(H. v)の資格が定められた時には,とくに女子に限るということはなかつたが,1925年から助産婦の資格も必要とされてから,Health visitorは男性に対し門を閉ざすこととなった。保健の面から家族の相談相手としては,子供の育て方,しつけ方の相談,食事の相談から家計のやりくりにおよぶことが多いので,主婦や子供の母親の相手としては女子の方が適しているといえようが,専門職として衛生教育専門職,Psychiatric-health visitor,after-care officer,geriatric health visitorの必要が認識されてくると,男のhealth visitorが出現する契機が生まれてくる。
 そのためには今までのH. v. の教育に加えて発達心理学,教育心理,教育技術,ケースワークの基本技術などの修得が必要となる。すでに1948年以来,ロンドンで,最近はグラスゴーで,それぞれ1年または7カ月の研修コースが設けられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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