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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生26巻10号

1962年10月発行

文献概要

特集 職業病 疫学における職業の意義 II.職業病の疫学的研究方法

統計学の立場から

著者: 臼井竹次郎1

所属機関: 1国立公衆衛生院

ページ範囲:P.551 - P.551

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 職業別死亡統計のしかも国家統計のことに限って申上げます。人口動態統計が明治32年の分から発行され,明治39年からは死因統計が独立しました。この時初めて職業別死亡数が発表されました。これがずっと続いて来ましたが昭和18年には遂に職業別ははつされてしまいました。戦後人口動態統計が復活しましたが職業別が取入れられたのは昭和28年からでありますので,職業別死亡数に関しては10年間ブランクだった訳であります。
 復活した戦後の職業別死亡統計について統計調査部は大いに力を入れて文献①②のような特別報告を編集しました。毎年の人口動態統計死亡の部に職業別を入れたのは昭和28年からですが,①文献によってその前の昭和26〜27年にかけての1年分について,ここに掲げてある項目について統計をとりました。また同じ項目について産業別分類も行われております。そして記述の部で大凡の死亡率は計算済みでこれ等に対して解析を加えております。死亡率算出の基礎人口は昭和25年の国勢調査によっております。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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