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特集 職業病 疫学における職業の意義 II.職業病の疫学的研究方法
労働衛生の立場から
著者: 土屋健三郎1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部公衆衛生学
ページ範囲:P.554 - P.555
文献購入ページに移動労働衛生は他の公衆衛生の分野と同様,施策をその最終目的とする学であるから,基礎的研究から衛生管理,立法行政にまで関与する広範な分野を有する。その目的とするところは労働者の健康の維持増進であるが,他方生産という目的を度外視できないので衛生管理は複雑な問題を提起する。そして疫学という方法論と思索の態度は衛生管理上重要な位置を占めることになる。
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