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特集 ポリオの疫学(その2) 総説
腸管系ウイルスの生態学とポリオの流行について
著者: 甲野礼作1
所属機関: 1京都大学ウイルス研究所
ページ範囲:P.113 - P.121
文献購入ページに移動ポリウィルス1,2,3型(以下Pもしくは型に従いP1,P2, P3と略)エコーウイルス1〜28型(以下E1〜E28と略),コクサッキーウイルスA群1〜24型(以下CA 1〜CA 24と略)および同B群1〜6型(以下CB 1〜CB 6)などの合計60種以上のウイルスが,ヒトの腸管に感染増殖し,種々の性状が相似しているところから,腸管系ウイルス(Enterovirus)として一括されている。
これらのウイルスは腸管の細胞を感染増殖の場としていて,しばしばヒトの屎便から分離されるがゆえに,腸管系ウイルス・フロラ(Entericvlral flora)といった概念が構成せられる。
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