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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生26巻3号

1962年03月発行

文献概要

特集 ポリオの疫学(その2) 総説

腸管系ウイルスの生態学とポリオの流行について

著者: 甲野礼作1

所属機関: 1京都大学ウイルス研究所

ページ範囲:P.113 - P.121

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1.まえがき
 ポリウィルス1,2,3型(以下Pもしくは型に従いP1,P2, P3と略)エコーウイルス1〜28型(以下E1〜E28と略),コクサッキーウイルスA群1〜24型(以下CA 1〜CA 24と略)および同B群1〜6型(以下CB 1〜CB 6)などの合計60種以上のウイルスが,ヒトの腸管に感染増殖し,種々の性状が相似しているところから,腸管系ウイルス(Enterovirus)として一括されている。
 これらのウイルスは腸管の細胞を感染増殖の場としていて,しばしばヒトの屎便から分離されるがゆえに,腸管系ウイルス・フロラ(Entericvlral flora)といった概念が構成せられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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