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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生26巻6号

1962年06月発行

文献概要

特集 コレラ・パラコレラの疫学 問題点

病源学的観察—コレラとパラコレラの異同

著者: 佐藤和男1

所属機関: 1東大付属伝染病研究所

ページ範囲:P.335 - P.339

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 昨年(1961)4月,インドネシヤのジャワ島に端を発し,サラワク,マカオ,ホンコン,広東その他の中共地区およびフィリピン諸島に至るまで,次々と,コレラ様症状を示す流行が発生した。サラワクマカオおよびホンコンにおいては,当初コレラと指定されたが,他の諸地域においては,多くはエルトール・ビブリオによるパラコレラあるいはエルトール・コレラという表現がなされた。
 種々の情報によれば,患者の症状はまったくコレラと同じもののようである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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