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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生27巻3号

1963年03月発行

文献概要

原著

公衆衛生としての精神衛生—第10回精神衛生全国大会から公衆衛生家の役割を考える

著者: 大谷藤郎1

所属機関: 1厚生省公衆衛生局精神衛生課

ページ範囲:P.160 - P.163

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比重を増してきた精神衛生
 公衆衛生のなかで精神衛生が最近とみにその比重を増してきたといわれる。本当にそうなのかどうかはともかくとして,公衆衛生に携わるものは今日の精神衛生をもっと冷静にみつめる必要がある。そしてその意味を正しくつかむ必要があると思う。それは精神衛生をおしすすめるために,精神衛生をみつめよというのではない。公衆衛生としての精神衛生を考えることが,つまりは公衆衛生そのものを考えることになるという観点から,精神衛生をみてもらいたいということである。
 わが国に於ける公衆衛生の過去・現在・未来,ことに将来の公衆衛生を正しく理解しようとすれば,今日の時点における精神衛生をぬきにすることができないということでもある。何故そうなのか。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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