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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生27巻6号

1963年06月発行

文献概要

原著

経口ポリオ・ワクチンの保存に関する検討

著者: 下条寛人1 吉田英一1 山本弘史1 中野稔1 吉原美智子1 柄沢きみ1 北原典寛1

所属機関: 1国立予防衛生研究所

ページ範囲:P.333 - P.336

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 一昨年以来,我が国で経口ポリオ・ワクチン(生ワクチン)が広く用いられるようになってから,その実施に際していくつかの問題がでてきた。ことに生ワクチンの保存は従来のワクチンとかなり様子が異なるために,ある程度混乱をまねいたことは否めない。在来の多くのワクチン類は液状で冷蔵庫に保存され,半年から2年の有効期限があったが,生ワクチンは凍結保存が要求され,液状にしてからの有効期限は極めて短かかった。これらのことは,これまでポリオ・ウィルスを扱い,その経験や知識のある場合には容易に納得されることであるが,それをさらに確認するために,予研腸内ウィルス部において生ワクチンの保存についてたしかめられた成績を招介しておこう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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