icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生27巻9号

1963年09月発行

文献概要

原著

医療費の有,無料による被扶養者の受診態度について

著者: 牟田口利幸1

所属機関: 1三井鉱山三池鉱業所

ページ範囲:P.512 - P.514

文献購入ページに移動
 近年公衆衛生の進歩に影響されてか,世人の間で医療保険制度の確立,普及が強く叫けばれるようになってきた。
 厚生省では昭和32年から国民皆保険4か年計画をたて,全国市町村に国民健康保険の普及を押進めて,期間満了時には99.86%の普及まで拡大している。しかし労務者健康保険にしろ,国民健康保険にしろ,被扶養者の場合では加入しても医療費の半額は本人負担となっている。勿論全額負担より発病した際には気軽に治療すことができるから,保険制度が如何に人間生活にとって有益なものであるかは今更強調するまでもない。しかし無料で受診することができるとすれば,より健康の維持増進がなされよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら