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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生28巻10号

1964年10月発行

文献概要

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未熟児家庭訪問指導のかんどころ(3)

著者: 青木康子1

所属機関: 1日本赤十字社本部産院保健指導室

ページ範囲:P.564 - P.564

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V.指導は重点的に行なおう
 育児は母親のもの 訪問指導をなにかの検査を受けるような態度で迎える母親がある。と同時に指導者も訪問時に母親の育児の方法について批判がましくいうことがある。そのような関係の母親と指導者は,ちょうど先生がみている時はお行儀よく,いなくなるといたずらをする小学生のようなもので,母親が自主的に育児をすすめてゆく態度を養なうためには,極力さけねばならない。
 つねに児を観察し,世話をする母親にとっては,四六時中が育児であり,毎日行なっていることの一つ一つが育児につながるものであることを自覚させ,訪問時のためだけの育児であらせてはならない。訪問指導はそうした毎日の流れの中の歪みをみつけ,その歪みを母親自身に気づかせ,矯正するようにするものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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