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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生28巻4号

1964年04月発行

文献概要

特集 学校保健と地域保健

定時制高校生の健康に関する考察

著者: 佐渡一郎1 内田和子1 千葉裕典1 城所伸男2 千葉昭二2 石館敬三2

所属機関: 1順天堂大学公衆衛生学教室 2都立上野忍岡高校

ページ範囲:P.207 - P.215

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I.はじめに
 定時制高等学校に学ぶ生徒は,約60万人に達している。定時制生徒の大部分は昼働き夜学ぶという生活をつづけており,彼等をとりまく社会環境,庭家環境にはかなり多くの困難点が蔵されている。これら生徒に対し,彼等の目的を達成させるためには,生徒自身の自覚にまつことは勿論であるが,彼等に接するところの人々のよき助言と,温い指導に負うところは少くない。
 著者らの1人千葉1)2)は定時制高等学校生徒の生活と健康について数年に亘り研究をつづけ,定時制生徒のおかれた環境条件が,彼等の健康に大きな影響を与えていること,及びその健康をまもることが学業と勤労の両立を図ろうとする彼等にとって,いかに重要な問題であるかを指摘し,定時制生徒に対する健康管理及び健康指導の重要性は,より強調されなければならないことを明かにした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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