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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生28巻7号

1964年07月発行

文献概要

特集 衛生害虫駆除 蚊とハエのいない生活運動の評価と今後の方向

蚊・ハエ駆除運動の学術的背景

著者: 大鶴正満1

所属機関: 1新潟大学医学部医動物学教室

ページ範囲:P.369 - P.371

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まえがき
 蚊・ハエ駆除の具体的技術については,それぞれの専門家により後述されるはずである。それでここには同方面の一般的問題を取り上げてみたい。
 1963年1月から1年余,筆者は主として英国において衛生害虫,特にマラリア伝播者であるハマダラカの研究に少しくたずさわり,また米独の研究にも接する機会を得た。そして蚊・ハエを含む衛生害虫に関する欧米諸国の研究の態度がわが国におけるものとかなり異なっていることに気づいた。以下,それらの知見も加味しながら,わが国における蚊・ハエ駆除運動の学術的背景について若干の考察を試み,大方の批判に供したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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