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特集 綜合保健活動の推進 主題参加 綜合保健と公衆衛生活動の方向
あくまで地域住民と直結した活動を
著者: 加藤邦夫12
所属機関: 1沢内村厚生部 2沢内病院
ページ範囲:P.23 - P.24
文献購入ページに移動医学ならびにそれに隣接する自然科学,社会科学が開拓した健康養護の知識技術を可能な限り学習し,それを実現できる経済開発に自主的に挺身すべきである。しかし個人の有限の能力財力の下にはおのずからその限界が現存し,ここに社会連帯性の責任において健康は養護されなければならない。公衆衛生活動は医学を根底として集団の人間の健康養護を目的とする限り,必然的に地域社会と直結しなければならない。また公衆衛生活動は営利行為としては成立しがたい内容をもつために,共同出資による活動の比重は極めて大きく,一方その地域住民の自治権のシンボルである自治体は主権者自身の幸の開発のために,それに必要なあらゆる条件の開発をする責任を但っていることから衛生行政と直結したがる運命をもっている。
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