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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生29巻2号

1965年02月発行

文献概要

文献紹介

気道径の統御機転

著者: 大久保勇吉1

所属機関: 1日本大学公衆衛生学教室

ページ範囲:P.99 - P.99

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 人体に7〜14メッシコの炭素粒子を吸入させると,気道伝導/胸腔ガス容量は平均41%(p<0.001)の減少がみられたが,硫酸アトロピン1.2mgを皮下注射してから吸入させると有意の差の減少はみられなかった。すなわち気道に連なる副交感神経性経路をアトロピンで遮断すると,人では炭素粒子の吸入によって表われる気管支収縮を阻止した。
 柔軟なプラスチック製カテーテルで猫の喉頭を刺激すると全肺抵抗は平均235%(p<0.001)増大したが,頭部迷走神経性交感神経を冷却するとこの影響は阻止された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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