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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生29巻3号

1965年03月発行

文献概要

特集 精神衛生 精神衛生の課題と対策

老人の精神衛生—その課題と対策

著者: 大和田国夫1

所属機関: 1大阪市立大学

ページ範囲:P.162 - P.168

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■はじめに
 公衆衛生領域としての精神衛生対策の必要性は,わが国でも,古くから認められている。しかし,精神医による患者の医療保護が主であって,発生防止,国民の精神的健康の保持向上をはかる実際的活動は,微々たるものといっても過言ではないようだ。
 昭和34年頃から,個々の保健所で,幼児の精神衛生学的検査が実施,報告されているのを散見するが,1)2)それを基盤に,3歳児の検診が,全国一せいに行われるようになったのは,昭和36年で,まだ数年の歴史をもつにすぎない。しかも,その検診自体にはいろいろ疑問があり,現在の検診方式で,幼児の精神衛生面にはたしてどれだけの成果が挙がるのか疑問である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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