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文献概要
公衆衛生活動の第一線機関である保健所において中心的役割をはたすのは医師であるが,その数は年々減少し,昭和38年度末においては保健所医師定員3562名に対し1706名で充足率は47.9%となった。
このような保健所に勤務する医師の不足原因としては,医師需要の増加,給与待遇の問題,臨床医への魅力などが一般的にいわれているが,このほか大学における医学教育が臨床医的なものが中心であり,なかんずく実際の公衆衛生活動に触れる機会が少いため,公衆衛生に対する関心の欠除をまねいていること,また本誌(39年10月号)にも若い保健所医師の意見として述べられていた如く,現在の保健所では,技術的な向上,あるいは調査研究などを十分行い得ないことなども,若い医師が保健所に魅力をもつことができない大きな原因と考えられる。
このような保健所に勤務する医師の不足原因としては,医師需要の増加,給与待遇の問題,臨床医への魅力などが一般的にいわれているが,このほか大学における医学教育が臨床医的なものが中心であり,なかんずく実際の公衆衛生活動に触れる機会が少いため,公衆衛生に対する関心の欠除をまねいていること,また本誌(39年10月号)にも若い保健所医師の意見として述べられていた如く,現在の保健所では,技術的な向上,あるいは調査研究などを十分行い得ないことなども,若い医師が保健所に魅力をもつことができない大きな原因と考えられる。
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