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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生29巻4号

1965年04月発行

文献概要

特集 農村の保健 談話室

農村保健を考える

著者: 西野陸夫1

所属機関: 1札幌医科大学

ページ範囲:P.186 - P.187

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 人間の健康に関係する諸因子は先天的な素因と後天的な要因の二つに大別することができる。先天的な素因は優生学的な面から改善しうるものであるが,後天的な要因はそれぞれの人の環境によって左右される点が多い。健康を保つためには医学的な面のみでなく,さらに広い社会的,経済的立場から生活環境を改善する必要があると考えられる。
 農村における保健衛生状態を改善するには,まず日本農村の特質を把握することが大切であり,公衆衛生活動を効率的に推進するためにも住民の公衆衛生的問題に対する態度,これを規定する農村住民の「考え方」の特徴をつかんでおくことも必要であろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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