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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生29巻6号

1965年06月発行

文献概要

特集 都市化と保健活動

大都市周辺の保健活動

著者: 松浦利次1

所属機関: 1東京田無保健所

ページ範囲:P.325 - P.340

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 "むさし野"はもはや憩の場所とはなり難い。自然はふみにじられ,道路は車の波,人の波で一ぱい。そして空地は建築ブームで,原色に近い屋根と,灰色コンクリート建築とで埋められていく。これらはいうまでもなく,東京という大都市の発展と変貌に直結した,いわば都の息吹きに呼応した現象の一つである。
 ひるがえって他の大都市とその周辺との関係をみても,同じことがいえる。それは"売手買手接近の法則"という冷い名のルールによって,人間が集中する"都市化(Urbanism)"の一現象である。しかもその人口集中は年とともに激しさを加える(第1図)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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