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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生29巻7号

1965年07月発行

文献概要

特集 伝染病予防 伝染病対策に望む

各種伝染病の疫学的対策と今後の課題

著者: 落合国太郎1

所属機関: 1名古屋市立東市民病院

ページ範囲:P.417 - P.420

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 近年における伝染病流行の概況伝染病対策を論ずるには先ず伝染病流行の消長を知る必要がある。私は当院の前身もと城東病院に就職し,以来伝染病を専攻して30有余年になる。この間,名古屋市では初め腸チフスとパラチフスBがもっとも多く,ついで猩紅熱,ジフテリアの順で,これは全国的にもだいたい同様であった。
 赤痢は実際の数に比して届出数は少かった。その菌型は今日いうSh. flex. 2a,2bすなわち駒込BⅢ菌が多く,志賀菌はほとんどなかった。疫痢が多かった割合に大原菌すなわちSh. sonneiは少かった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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