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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生29巻9号

1965年09月発行

文献概要

特集 綜合保健と公衆衛生看護活動 主題

公衆衛生看護活動の本質と実態

著者: 木下安子1

所属機関: 1東京大学保健学科

ページ範囲:P.500 - P.508

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□まえがき
 医療制度調査会の答申1)などにより包括的医療あるいは綜合保健医療(Comprehensive Health Care)の実現が叫ばれる時代となり,何らかの期待が保健婦にむけられてきているようである。しかし,保健婦は治療と予防の一本化という観点から常に実践してきたことであって特に目新しいことがらでもなく,綜合的な人々の健康生活樹立のための活動とは将来像・未来像ではない。しかも現状のように医療と公衆衛生が切りはなされた中で,この実を結ばせることは苦労な能率の悪い仕事である。それでも地道に日々,地域で努力が続けられているのだといいたい。この与えられた機会に,あまりにも平凡なことあたりまえすぎることである「保健婦の仕事」というもの,その中核である「保健指導」という仕事を,もう一度あらためて見なおしてみることも無駄ではあるまい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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