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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生29巻9号

1965年09月発行

文献概要

特集 綜合保健と公衆衛生看護活動 主題参加 公衆衛生看護活動はいかに推進されるか

事業所における公衆衛生看護活動

著者: 岸洋子1 小田健子2

所属機関: 1岡山県立短期大学看護科 2岡山大学医学部衛生学教室

ページ範囲:P.541 - P.546

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□まえがき
 現状の事業所の公衆衛生看護活動は,保健婦が企業の系列下に属するか,あるいは附属病院の中に属しているか,または健康保険組合あるいは労働組合に属するかなどその設置目的が異なることから,それぞれ特色ある活動が行われている。このような現状の中でどのような組織とその中での位置に保健婦が属し,どのような公衆衛生看護活動を行うべきかについては,種々未解決の問題が残されている。しかしこれは単に保健婦あるいは公衆衛生看護だけの問題でなく,より根本的に従業員の健康を守る健康管理方式が考えられなければならないと考えられる。従って今回は事業所の公衆衛生看護活動がその属する立場によって異なることを考慮して,どの事業所においても公衆衛生看護活動上必要と思われる基本的観点について2,3述べてみたい。現在種々の観点から注目されている中小企業について,N事業所での健康管理の試みを紹介し,そこでの公衆衛生看護活動の問題点を検討したいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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