文献詳細
研究と資料
文献概要
緒言
流行性腦脊髓膜炎は我國の常在傳染病であるにも拘はらず,東京都に於てはその發生數は極めて少く散發的の發生に過ぎなかつたのであるが,昭和22年1月から6月末に亙り患者535名死者215名に達する流行があつたので,余はその疫學的觀察を行ひ,將來本病防疫のための參考となり得る二三の所見を得たので茲にその概要を報告し諸賢の御批判を仰ぐ次第である。
流行性腦脊髓膜炎は我國の常在傳染病であるにも拘はらず,東京都に於てはその發生數は極めて少く散發的の發生に過ぎなかつたのであるが,昭和22年1月から6月末に亙り患者535名死者215名に達する流行があつたので,余はその疫學的觀察を行ひ,將來本病防疫のための參考となり得る二三の所見を得たので茲にその概要を報告し諸賢の御批判を仰ぐ次第である。
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