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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生30巻12号

1966年12月発行

文献概要

ニュースの焦点

国際ガン会議の成果

著者: 水野肇

所属機関:

ページ範囲:P.710 - P.711

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 「第9回国際ガン会議」は,10月23日から29日までの1週間,東京で開かれた。世界の約65カ国からざっと4,000人のガン学者が集まって,現在ガンの当面する問題について,熱心に討議した。こんどの国際ガン会議では,特効薬の発見とかいうような画期的なニュースこそなかったが全般的にみて,その成果は大きかったといえよう。とくに,
 ①ガンの本体論のなかで,ウイルス,免疫といった面での研究が進んだ。
 ②日本の診断,治療が,とくに胃ガンの面では世界一であることが確認された。
 ③化学療法に大きな進歩のあとがあった。
 ④ガン追及のための国際協力体制がとられることになった。
などの点で,大いに見るべきものがあったといえよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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