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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生30巻5号

1966年05月発行

文献概要

特集 地区診断を診断する 巻頭言

公衆衛生用語の変遷に思う

著者: 斎藤潔1

所属機関: 1国立公衆衛生院

ページ範囲:P.237 - P.237

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 日本人は何か事物が発達すると,新しい用語をつくり出して用いるくせがあるようである。そこで一度新しい用語が世に出ると,われもわれもと新用語を用いないと,時代におくれるとでも考えているようである。われわれの公衆衛生においても,過去数10年間にさまざまの用語の変遷があった。ここで新しい用語がよいとか,悪いとかいうのではない。言葉の変遷が事物の歴史の一辺を物語ることもあるので,むしろ興味あることであろう。
 ところが,イギリス人は一度用語をきめると,その用語は変えないで用語の示す内容を時代とともに変えていく。従ってここでは古い用語が,そのまま今日までも用いられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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