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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生30巻6号

1966年06月発行

文献概要

特集 今後の結核問題 主題

BCG接種の今後のありかた—能率的で信頼される公衆衛生の実現への寄与を願って

著者: 川村達1

所属機関: 1国立公衆衛生院微生物学部

ページ範囲:P.311 - P.316

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まえがき
 関係者の一部に,結核予防法施行令のBCG接種方法を経皮接種に書き換えるべきだ,という意見をもつものが現われている。BCG接種局所変化軽減をはかろうとする立場に立てば,この意見にも相当の根拠はあろう。
 しかし,将来のBCG接種のあるべき姿を考える場合,局所変化の軽減を何ものにも優先する大問題と考えるのはおかしい。4半世紀にもわたり総延数1億に達するわが国のBCG接種は,そんなにも激しい,あるいは無用な局所変化によって国民を苦しめてきたのだろうか。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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