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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生30巻6号

1966年06月発行

文献概要

特集 今後の結核問題 ろんそう 結核の撲滅のために

保健所管理の拡充と検査センターの増加を—外来治療の問題点から

著者: 飯塚義彦1

所属機関: 1結核予防会渋谷診療所

ページ範囲:P.331 - P.332

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 結核の撲滅のためには,結核患者全部の発見,発見患者の十分な治療,予防接種の励行が必要であることはいうまでもない。このために結核予防法が実施され著しい効果をあげることができた。すなわち,結核死亡の減少,さらに結核患者推定数の減少がみられたことである。しかし,推定患者数が全部発見され,把握されているであろうか。発見された患者は皆十分な治療を受けているといえるであろうか。予防接種は十分行なわれているであろうか。このように考えてみると,結核対策の実施面に,まだまだ問題があることは明らかである。これらの問題のうち,外来化学療法実施面の問題点について考察してみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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