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文献概要
随想 明日を担う公衆衛生
Magdaという女
著者: 山口誠哉1
所属機関: 1久留米大学医学部公衆衛生学教室
ページ範囲:P.414 - P.415
文献購入ページに移動当時,彼女には小学校に行っている長男と,小学校にあがる直前の小さい女の子があった。神経外科医であるご主人と遠くはなれて前後2年間もニューヨークで勉強したことは,よほどの覚悟があってのことだろう。何かの用事で,ブルックリンの彼女のアパートに電話をかけたことがあったが,その時電話に出た幼児のたどたどしい返答に,これが彼女の娘さんであるとわかりはしたものの,それから7年後にポーランドで再会し,美しく成人したその姿を眺めることができようとは思いもしなかった。
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