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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生30巻8号

1966年08月発行

随想 明日を担う公衆衛生

家庭騒音

著者: 長谷川豊1

所属機関: 1大阪府吹田保健所

ページ範囲:P.450 - P.450

文献概要

 夏は夜半まで辺りが何かとそうぞうしい。むし暑さとそうぞうしさとで寝つかれず,つい睡眠不足になりがちだ。
 隣り近所の家々からのテレビ・ラジオの音,ピアノの音,子供の泣き声,飼犬の鳴き声,アパートや文化住宅では,廊下を歩く音,階段を上り下りする音,水洗便所の水を流す音など,気にするほどに気になって,不快指数はいやがうえにも上昇する。近所が気まづくなったり,ケンカさえはじまることもまれではない。エアコンディショニングのないわれわれ庶民住宅では,窓をしめきってはいられないから,暑い季節にはとくにこの種の問題が起こりがちだ。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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