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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生30巻9号

1966年09月発行

文献概要

特集 保健活動と行動科学 主題—保健活動と行動科学

行動科学理論の歴史と保健活動との関連

著者: 辻正三1

所属機関: 1東京都立大学心理学研究室

ページ範囲:P.486 - P.493

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はじめに
 "行動科学とは何か"について,保健活動と関連させて書いてほしいとの依頼をうけたが,私は年来心理学・社会心理学の研究を続けてきた者にすぎず,行動科学一般について特別の知識をもちあわせてはいない。また,保健活動,公衆術生についても,今から10数年も前に足掛け10年間ほど,当時国立公衆衛生院におかれていた心理学研究室(心理検査室)に席をおいていたことがあるだけで,現在では全くの門外漢である。
 しかし,最近人びとの注目をひくようになった行動科学というものに,少なからず関心と興味をもちはじめている。また,かつて公衆衛生の研究・教育機関のなかで,心理学の知識と技術がどのように寄与できるかについて,自分なりに悩んだ経験は,今なお忘れがたい思い出で,その後も折にふれて頭に浮かんでくる課題であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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