icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生31巻10号

1967年10月発行

文献概要

厚生だより

野犬対策

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.613 - P.613

文献購入ページに移動
野犬の実態
 徳川時代に,「伊勢屋,稲荷に犬の糞」という言葉があったそうであるが,現代ではこれが「マイカー,ゴルフに犬の糞」と変わったとある新聞のコラムに出ていたが,徳川時代でも現代でも,いかに犬が多いかをあらわしてまこと妙をえているというべきか。では日本にどのくらいの犬がいるかということになると,狂犬病予防法で登録されている犬の数は2,699,474頭,約270万頭ということになる。しかしこれは正式に登録されている数であって,登録せずにヤミで飼っている未登録犬や,ほんとに飼主もなく町や村や山野を横行している野犬はどのくらいいるかは正確には把握できないが,一部ではこの登録犬の約半数は少なくともいるであろうと称している。するとおよそ犬の数は約400万頭ということになる。
 このうち,捕獲されるものが約60万頭,返還されるもの約65,000頭である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら