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特集 胃癌の公衆衛生対策 活動状況 地域の胃癌対策 胃集団検診の体制と問題点
胃癌患者の医療の現況—大阪府の癌登録成績より
著者: 藤本伊三郎1 花井彩2
所属機関: 1大阪府立成人病センター 2大阪府医師会
ページ範囲:P.86 - P.90
文献購入ページに移動公衆衛生面から胃癌対策が論じられるとき,集検活動が中心となることが多い。もとより,その活動はきわめて重要なものである。しかし,地域における癌対策を全般的に推進するという見地からみれば,現在,急を要する重要な問題がある。それは,集検活動をも含め,各級の予防,医療機関が,それぞれの機能および分担を規定し,これらを組織化し,胃癌に対する体系を組みあげることであろう。
その目標とするところは,予防,医療の両面からの活動が,より高い技術水準で総合され,癌に対する対策を近代化することにある。
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