icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生31巻2号

1967年02月発行

文献概要

ニュースの焦点

自動車運転免許と医師の診断書—警察庁案と日本精神神経学会の反対

著者: 大谷藤郎1

所属機関: 1厚生省医務局医事課

ページ範囲:P.120 - P.121

文献購入ページに移動
警察庁の案
 昭和42年もおし迫った12月6日,警察庁交通局は最近激増している交通事故の防止対策として,精神病の運転者をなくするため,運転免許申請や更新のさい医師の診断書提出を義務づける。また指定自動車教習所での路上教習を義務づける。このために,道路交通法施行規則を1月に改正,4月から実施の予定という案を発表した。
 このことは翌7日の朝日,毎日などの各朝刊に,「精神病の運転者締出し――診断書を出させる」「精神病者にハンドルを渡さない――免許に医師の診断書」などのはでな見出しで大きくとり扱われた。最近の交通事故の激しさは世人の頭を痛めている問題であるから,この記事は多くの人々の関心を集めたことはまちがいない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら