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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生31巻5号

1967年05月発行

文献概要

談話室

リハビリテーションと綜合保健活動

著者: 福田邦三1

所属機関: 1山梨大学

ページ範囲:P.253 - P.255

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 ひとむかし前の公衆衛生学者も,公衆衛生当局も,リハビリテーションということにはだいたい興味がなかった。しかし今では本誌でリハビリテーション特集が出るほど関心が高まり,広まった。それは何を意味するのか。このことを,まず談話室の話題として取り上げてみよう。
 衛生ということが言われはじめたときには,人間の健康を守る,防衛するということを,「病気をまぬがれる」ことを中心にして考えていた。当時は病気の本態や原因がしだいにはっきりしてきつつあった時であるから,これを予防するような暮しかたが具体的に企画できるようになったわけである。この考え方は衛生学の太い柱として現在まで続いている。その意味での衛生学の使命は厳然としてゆるぎない地歩を占めている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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