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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生31巻5号

1967年05月発行

文献概要

特集 リハビリテーションと地域保健活動 施設紹介

七沢リハビリテーション・センターの概要

著者: 栗原忠夫1

所属機関: 1リハビリテーション・センター

ページ範囲:P.298 - P.299

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設立のねらい
 本施設が設立された趣旨は脳卒中後遺症のリハビリテーションのためで,いままでともすれば見捨てられがちの年老いた,からだの不自由なかたたちに,少しでも明るい生活をとりもどさせたらという考えがそのもとになっているのである。長い間人生の労苦に耐え,ようやく安息の晩年を迎え,これから余生を楽しもうとしているとき,突然に脳卒中は人を襲う。全国で死因別死亡では脳卒中が最高で,だいたい17万人ほどの人が毎年死亡するので,17万人ぐらいの人が後遺症で悩んでいることになる。
 そうした老人たちに救いの手をさしのべることはとうぜん必要であるが,この救いの手はそれとともにそれをとりまく生活全体を救うことにもなって,その意義はさちに大きいものと考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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