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研究報告
少年期集団における神経症のスクリーニングテスト
著者: 大山昭男1
所属機関: 1岐阜県多治見保健所
ページ範囲:P.472 - P.475
文献購入ページに移動近年,中学生や高校生の神経症が,教育の面でも健康管理の面でも重要な課題となってきた。神経症は,当人からの訴えも少なく,そうとう進行するまでは他人も気づかないことが多いが,単に学力の低下や生活能力の後退のみならず,性格変調,精神病,犯罪,あるいは家出や自殺などの非行の要因にもなるだけに,早期発見の必要性が痛感される。
筆者は,神経症の早期発見の試みとして,京都大学保健診療所長の宮田尚之教授創制のNeurosis Screning Test(N.S.T.)を行ない知見を得たので報告する。
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