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特集 明治百年と公衆衛生
回顧
文献概要
年齢からいえば明治百年の74%を超えたことになるが,医者になり公衆衛生で立っていく決心がついたのが大正6年(1917)であるから,それからすれば50年である。戸田正三先生が新しい衛生学教室を開設された時からで,以来半世紀の間衛生の畑をさまよって来たが,終始大阪を離れたことのない地方人であるから,"明治百年をふりかえる"としてもほんの一隅からのぞいたことだけよりわかるはずがないことを,筆を執るにあたってまずお断りしておきたい。
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