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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生32巻10号

1968年10月発行

文献概要

特集 Health Manpower Health Manpowerに意見する

生かしたい医師の主体性

著者: 安井義之1

所属機関: 1旭ガラス研究所

ページ範囲:P.406 - P.407

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産業医の立場から
 敗戦の廃墟から立ち直って,今日の隆盛をみるに至ったのは,わが国の豊かなすぐれた労働力によったことは,多くの人が等しく認めるところである。すぐれた労働力は,すぐれた健康からしか生まれない。働く人達の健康を守り育ててきたのは,企業内のHealth Manpowerに他ならない。高度産業社会に生き残っていくためには,労働力に頼るほかに道はない。ところが,現在すでに労働力の先行きに不安の兆がみえ始め,特に若年労働力,技術労働力の不足は著しい。自然科学の思考と,技術で労働力の基盤である健康を培う役割をはたすべき事業体内のHealth Manpower現状は,果たして満足すべきものだろうか。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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