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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生32巻10号

1968年10月発行

文献概要

研究

感染源を究明した腸チフスの小集団発生

著者: 中川喜幹1

所属機関: 1東京都本郷保健所

ページ範囲:P.433 - P.435

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はじめに
 保健所の行なう防疫活動のうちで最も重要なことは,伝染病患者の発生報告をもとに,敏速かつ綿密な疫学調査を実施することにより,感染源および感染経路を明らかにし,早期に感染源を除去するなど続発を未然に防止することである。
 当保健所管内には,約10年前から時々腸チフスが集団的に発生しているので,着任以来その発生に注目していたところ,たまたま昭和42年に入り散発的に患者の発生が続いたので,疫学調査を行ない,小規模の発生のうちに感染源を究明し,これを早期に除去し住民の不安を未然に防止することのできた事例を経験したので,その概要を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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