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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生32巻12号

1968年12月発行

文献概要

特集 ビル・地下街—新しいコミュニティー

採光・照明

著者: 永田忠彦1

所属機関: 1福井大工学部・建築学

ページ範囲:P.524 - P.527

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 採光とか照明といわれることがらを正確に定義することは困難であるが,建物などにあって,光を制御して好ましい視環境を作りだすことを採光または照明という,といってよかろう。視環境を作りだすための光源が昼光の場合に採光といわれ,それが人工光源の場合に照明といわれるのが一般的であるが,また,照明ということばは,いわゆる採光と照明との両方を含む広い意味でも使われる。この意味から,いわゆる採光・照明をそれぞれ昼光照明,人工照明とも呼んでいる。しかし,照明の方式が常に昼光照明か人工照明かに判然と分類されるというものではなく,昼間でも必要に応じて人工照明が併用されるのは当然である。最近の事務所建築においては,窓からの昼光と,天井照明灯からの人工光との両方が光源となっているのが普通であり,このような照明方式はPSALI(常用補助人工照明)といわれている。
 このように,照明にはいろいろな方式があるが,いずれにしても,好ましい視環境を作りだそうという目標には変わりがない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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