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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生32巻12号

1968年12月発行

文献概要

特集 ビル・地下街—新しいコミュニティー

給水・排水

著者: 森村武雄1

所属機関: 1森村協同設計事務所

ページ範囲:P.528 - P.531

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まえがき
 ビルや地下街の給水・排水の問題点といっても,ビルや地下街だからといって,特に異なった設備とか問題点はわりあいに少ない。今回のテーマのビルという意味は,おそらくオフィスビルをいっているのであろうと思われるが,オフィスビルは,給排水設備としてはそのサンプルともいえるようなもので,最も一般的な例と考えられる。地下街はその構成からいって,ほとんどすべてが店舗や飲食店であり,その点がオフィスビルとは全く異なっている。しかも,衛生上一番問題点が多いのがこの地下街である。本稿ではビル・地下街に共通の点を述べ,そのあとで地下街としての特徴について言及したい。
 通常,われわれが給排水設備といっているのは,給水設備・給湯設備・排水設備・衛生器具設備であり,建物の規模および周囲の状況(建物の立地条件)によって,消火設備やし尿処理設備またガス設備が加わる。さらに給排水設備を広義にいうときには,厨房設備・洗たく設備,あるいは工場・病院の諸配管設備も含めていうこともある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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