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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生32巻2号

1968年02月発行

文献概要

特集 地域精神衛生活動の進めかた シンポジウム 第1回地域精神医学会より 私の地域精神医学—どこで,どんな考えで,どんなふうにやってきたか

保健所,センターを中心とした地域精神衛生活動の展開

著者: 石原幸夫1

所属機関: 1神奈川県精神衛生センター

ページ範囲:P.91 - P.98

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はじめに
 地域精神衛生活動の目的は,地域社会全体が精神衛生の問題に対して理解や知識を高め,その問題に対処していける能力を向上することにある。すなわち,地域社会のなかで発生している精神衛生問題に対する予防対策を講ずるにとがその目的である。もっとも,ひとくちに予防対策といっても,発生予防から再発予防にいたるいろいろな段階が考えられ,かつそのうえに,対象が精神衛生問題である地域活動においては,その予防対策はいっそう複雑である。
 われわれは,昭和39年(1964年)以降,神奈川県の一定地域で,その地域を管轄する保健所を中心にして地域精神衛生活動を展開してきた1)2)。ここにその状況を報告し,あわせて地域活動のありかたについて考察する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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