icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生32巻3号

1968年03月発行

特集 医療社会事業の役割

論点 医療社会事業に何を期待するか

医療社会事業ワーカーの役割に関する分析

著者: 田中恒男1

所属機関: 1東大医学部保健学科

ページ範囲:P.144 - P.146

文献概要

 医療の総合化は,同時に医療に関連する多職種の役割の明確化と,相互の関連を追究する必要を生んだ。しかしわが国の医療が,すでに多くの識者によっても論じられているように,医師がともすればオールマイティの機能を保たざるをえなかった時は,それ以外の医療関係職種の地位・身分・職能などが決して十分な形で発達しえなかった。それだけに各自の機能を外延したり,また極端な主張によって裏づけようとした場面も見られたのである。このような経緯は,決して医療の円滑な発展に寄与するものではもちろんなく,相互のコミュニケーションすら絶えがちなのである。この点に関して筆者は一部論じたこともあるが1)2),今回その視点を医療社会事業に関して小調査を試みたのでその要点を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら