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医師法の一部改正—その経緯と今後の問題点
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ページ範囲:P.212 - P.216
文献購入ページに移動失業者や復員軍人が巷にあふれていた昭和21年,アメリカ軍占領下という特殊な事態のなかで,医師の資質向上を目的として,実地修練制度いわゆるインターン制度が発足した。それによって明治以来制度的にほとんど改善されることのなかったわが国の医学教育休系が,成立の事情はともあれ大きく変革されたのであった。
しかし,当時の社会的経済的事情のためもあって,インターン生の身分,処遇,病院の指導体制などを十分整備することなしに出発したため,やがて運営の面で不都合な点が多くなってきた。とくに最近数年間は,学生と医育者の側からするインターン制度廃止の要求がはげしく,公式に文書をもって表明されたものも数種にとどまらなくなった。
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