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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生32巻5号

1968年05月発行

文献概要

研究

追跡研究の問題点—日米両国の比較検討

著者: 広畑富雄1 倉恒匡徳1

所属機関: 1九州大学医学部公衆衛生学教室

ページ範囲:P.226 - P.229

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はじめに
 本論文は,追跡研究の問題点を日米両国の対比のうえで論じようとするものである。この研究の動機は,筆者の追跡研究実施の体験に基づいている。筆者は米国のハーバード大学で,ある患者集団の追跡研究に従事した。1)
 わが国でも同様の研究を行なおうと試みたが,日本特有の追跡研究実施上の困難な点が種々あり,断念しなければならなかった。これが契機で,わが国におけるCohort Study,追跡研究を実施する際の問題点を調査・分析した。本論文はその結果を発表するものである。日本には,追跡研究を行なうのに有利な点も不利な点もある。これらの諸点を明らかにすることは,わが国の追跡研究発展のための基礎的研究としての意義をもつものであると考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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