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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生32巻8号

1968年08月発行

研究

在宅身障児集団訓練指導について

著者: 居村茂徳1 細川昌義1 奥山紀美子1 宮崎貞江1 村上まさの1 米田満子1 人見一枝1 河嶋まさ1 今井暁子1

所属機関: 1兵庫県西宮保健所

ページ範囲:P.313 - P.315

文献概要

はじめに
 中央公論誌上にて作家水上勉1,2)が投じた「拝啓総理大臣殿」の一石は,まさに心身不自由児援護施策がもり上がらんとする時勢と相まって,わが国の施策の貧困さをまざまざと世人に知らせることになった。これを契機として,各番で心身不自由児援護施設の増設が行なわれるようになり,また心身不自由児についての世人の認識を新たにするようになったのは喜ばしいことである。
 しかし,全国の重度障害児施設をとりあげてもいまだ5指を屈するにすぎず,ことに現今問題になりつつあるのは,在宅の身障児を家施ぐるみでいかに取扱うかということである。これに関する指導の公的なものは,各県の整肢施設による地区巡回相談に頼る以外にはなかったような状態である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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